読書日記 今こそ読書をしよう!: 伝える力 vol.1

2015年12月4日金曜日

伝える力 vol.1

人に物を伝えるプロと言えば、私がまず思い浮かぶのは池上彰さんです。

池上さんは、NHKの週間子どもニュースに出演して子どもたちに分かりやすい

ニュースの解説をしていたことで知られます。

そんな池上さんも、伝える力を育ててくれたのは子どもたちだったそうです。

私たち大人は、特に私は福祉専門職になると専門用語を使いがちです。

そのため、知ったつもりの頭でっかちになってしまっています。

池上さんは「日銀」を子どもたちに教えようとしたとき、自分の知識では

はっきり答えられるけれど、子どものたちの理解度まで掘り下げて伝えようと

した時に、自分の理解が浅かったと反省したそうです。

これは、私も仕事上で自分の体験や、同僚の言動を聴いていても反省させられる

ところがあります。

私の場合、たとえば(例えにあげて申し訳ないですが)、認知症を煩っている方に

物事を説明する時に、病気の症状のために理解度が低下しているにも関わらず

噛み砕いたつもりでも、長い話をして失敗したことがありました。

その経験が今にいきていますが(まだまだですけど)、時代のギャップを感じる単語を

翻訳して噛み砕いて話したり、シンプルに伝える。

大事なことはわけて話す。ジェスチャーをまじえるなど…。

池上さんの子どもたちに伝えようとしたときの気持ちが、想像できてくる気がします。

この池上彰さんの「伝える力」という本を今後読み進めて行き、より伝えることのプロ

目指したいと思います。

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