読書日記 今こそ読書をしよう!: 4月 2016

2016年4月30日土曜日

産経新聞 「正論」 28.4.20を読んで

我慢強さ、秩序、協力… 熊本地震で見えた日本社会のすごさ  帝京大学名誉教授・志方俊之

日本人って素晴らしい。

どんなに時代が変わっても、困難に追われた時も互いに助け合う精神が生きている。

当地の東日本大震災の発災時も東北人は我慢強いと称賛されましたが、

それは九州の方々も同じでした。

困難に立ちふさがった時、人間関係の濃淡を越えて助け合う姿をこの地震被害でも

垣間見ることができています。

また、この「正論」記事にもあるように、警察、消防、自衛隊が垣根を越えて、

迅速に動き出し協力して救助や被災者支援に動いていることは賞賛すべきこと

だと思います。

役所となれば縦割り行政が、壁を作りますが、救急部隊には人一人を救いたい

共通の強い思いが立場を越えて、機敏な動きを見せてくれていることに

ありがたく思います。

当地東日本大震災では、その後の復興に向けての動きが省庁の縦割りの

壁が復興のスピードにブレーキをかけました。

救急部隊同様に、東日本を教訓に有事には法整備なども柔軟に進めて

早期復興に繋げてほしいと願います。

まずは、募金や各種応援を続けて行きます。

2016年4月29日金曜日

絶好調・ニトリを待ち受ける“試練”

絶好調・ニトリを待ち受ける“試練”(読売新聞)

トレンドを掴み、成長し続ける企業「ニトリ」(家具販売)の洞察力を

読売新聞の記事から読みました。

ニトリHP

日本国内の地方では、記事の通りイオンやヤマダ電機が地方都市の出店を

重視し、郊外型の大型店舗を展開し発展してきました。

それは、ニトリも同じことが言えますが、地方都市は過疎化が拡大しビジネスチャンスは

低下傾向にあり、イオンやヤマダ電機は逆風を受けることに。

しかし、都心部は反面に、高層マンションが安価で手に入るなど、人口の都心回帰が

始まっていて、ニトリの銀座やお台場への出店はしっかり先を見定めていて

自社の針路を、人の動きに先手で読んで合わせていました。

同紙ではユニクロとニトリも比較していますが、ユニクロもニトリも安くて物がいい

ことは誰も知っていますが、そのコストパフォーマンスでユニクロは迷走してしまい

値上げをしてしまったり、商品開発とのバランスがうまくいかず業績が下がったことを

示しています。その反面、ニトリでは自社の商品開発に積極的に安くて良いものという

コスパ重視を揺るがなかったことに今があると同紙では分析しています。


これを考えると、企業も人もぶれない信念やコンセプトって大事だなと思います。

羅針盤がしっかりしていれば、逆風が吹いても、臨機応変に対応できる。

先を読む力の大切さを感じます。今を変えれば未来が変わる。

倒れず、先に進むには先手を打つこと、早めに動くことの大切さを考えさせられました。

自分という人間は、自分の経営者でもあるので、信念をしっかり持って

人生を生き抜いていきたいものです。

2016年4月28日木曜日

熊本地震、「マスコミ風評被害」との戦い方

熊本地震、「マスコミ風評被害」との戦い方(東洋経済オンライン)

この記事を読んで、熊本の惨劇だけを伝えるマスコミのあり方に

ポジティブな動きをしている方がいて、心強く思えたことと、

東日本大震災の被災地に住む私にとってとても共感することができた。

私の今は、九州にボランティアにも旅行することも叶わないが、

募金の継続という形で支援している。

もちろん、悪気はないし、現地の深刻な状況を伝えるのがマスコミの役目で

あり、充分な役割を果たしているけれど、それが全てではない。

まるで九州全てが、危険で近寄りがたいところという印象を与えてしまって

いるのも事実。これはマスコミというフィルター越しに、私たちが情報を得ることの

危険性でもある。

上記の東洋経済オンラインの記事でもあるように、例えば由布院では、もう余震も

ほぼ無くて、インフラも復旧し旅館や観光地も平時を取り戻している。

それをFacebookで紹介し、九州でも平時になっているところも多くあることを

発信している人がいる。

湯布院ファイト!!被災後、旅館の営業再開情報

東日本大震災の時もそうでした。

正確な情報がなかなか中央に届かない。私の住む自治体も、犠牲者を数百名も出しましたが

直接被災していない私たちは、4月頭には平時を取り戻していました。

あの時、東北全てが危険、放射能に汚染されていると誰もが思ったでしょう。

今の福島も安全域が拡大していてもマスコミを通し、危険と思う人もいるでしょう。

実際はそうではありません。

私の体験で思うのですが、募金も続けた方が良いとは思いますが、企業や産業が

被災から復旧へ向かいだしたら、その商品や産品を買うことが復興に直結すると

思います。

オリジナルラベル工房のぐち酒屋

熊本県益城町で被災を受けた酒屋さんのブログです。みなさんで復活したら応援しませんか!!

現地の復旧状況に合わせて、自分のチカラで知り応援する方法があります。

マスコミの情報が全てではないことも知っていかないとなと、改めて思いました。

2016年4月26日火曜日

肩こり解消のために一読したい本


1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本(宮腰圭著)

本の紹介

肩こりで悩んでいる人には、革命的な本です。

ぶっちゃけて言うとタイトル通りのシンプルな実践法が説かれている本ですが、

肩こりの本当メカニズムや、なぜ整体やマッサージに通い詰めても、

肩こりが解消されず、その場限りの解消に終わってしまうかも、分かりやすく

教えてくれています。

この本を読んでしまえば、著者の宮腰さんはじめ、整体に通う人が減ってしまうかも

しれませんが、中身はセルフ整体法を簡単に教えてくれています。

(中身はぜひ読んで、みてほしいです。私も少しずつ改善の傾向があります)

この本で、特に共感した部分が、肩こりがあって1日1時間マッサージを受けても

残りの1日の23時間の行動や姿勢でマッサージの効果は消えてしまうということ。

ここで、あらためて指摘があって思いましたが、私もひそかに、整体院に通いながらも

翌日にはまた、もとの状態に戻ってしまうのではと、いつも心配していました。

そんな心配も打ち砕く1冊です。

私もおススメします。肩こりに悩んでいる方必読ですよ~~

2016年4月20日水曜日

あっ! 命の授業②

努力はいりません(ゴルゴ松本)

努力の語源はもともと戦時中に女性を奴隷のように働かせる意味があったそうです。

「努」の字を分解すると、何となく分かりますね。

努力しろということを人に伝えて頑張れる人もいるけれど、委縮してしまう人もいると

松本さんは言います。その努力に想い力(言霊)が入っていれば、受ける人に重みを

感じさせてしまう。

私も人に同様の意味の「頑張って」というのは好きじゃありません。

頑張ることは、内発的なことで、無意識に人は努力していて頑張っているのだと

私は思っています。


松本さんは、では何が必要かというと「準備」をすることだといいます。

憂いを克服する準備、準備さえしていれば不安も打ち消せる。

勝つための準備。準優勝は優勝するための準備と松本さんうまいこと言いますね!

準備や段取りにはパワーはいらない。

それから、もし人に声をかけるとしたら、その人の機根をみて優しい言葉をかけ

前を向けるようにしてあげることが大事だなと感じます。

熊本の苦しい方にも、努力や頑張りでなく優しい言葉をかけてあげたいです。

2016年4月13日水曜日

あっ! 命の授業①

PHPでゴルゴ松本さんの言葉の重要性やネガティブな言葉から避けることの

大切さに共感し、ゴルゴさんの著書あっ! 命の授業をGETしました。


松本さんは、芸人という立場を活かして、少年院などで命の授業を開いています。

人間の物の考えの幅を広げるお手伝いをされています。

著書を読んで、芸人らしく頭のキレの良さを感じると共に松本さんの根っこに

ポジティブ思考がみっちり詰まっていることが感じることができます。



人生を漢字の意味を松本さん的に解いて、教えてくれるのがこの本です。

例えば、「時の間は愛なんです」という話。

人間は悲しみや辛さを時間を経ることで忘れたり、小さくすることが出来る。

人間関係も許せないと思っても、時間が経てば許せることもある。

間とは音読みで「ま」、訓読みでは「あいだ」

あいだ=愛だ!と訳して

間を置くことで、愛に変わっていくというオチです(^o^)/

ちょっとしたネタ以上の価値があるお話だと思います。

ま、あいだ…。上手く行かなくなったとき、人や物事と距離を置く、間を置くことって

必要だし許されることだと思います。

時間が経てば、何も手を加えなくても「あいだ」が救ってくれることもたくさんある。

必要以上に悩む必要はないんですよね。

自分もそうですが、時間が解決するのに真剣にどうしようか悩み、

余計なことをしているのはもったいない。

これ一つで、人生が少し軽くなる。

また一つ利口になった気がします(^^♪

2016年4月10日日曜日

モスバーガー社長インタビュー


あえて「面倒なことをする」姿勢が、
顧客の支持につながっていく

(株)モスフードサービス会長兼社長 櫻田厚


私の好きなモスバーガー、運営会社のモスフードサービスの櫻田会長のインタビュー特集を

読みました。

あえて面倒なことをすることの取っ掛かりに、モスではオーダーを受けてから調理する体制を

守っています。これが、面倒なことの代表格にあげられるのですが、これは顧客に支持を

受けていて、私もそうですし、他のチェーンが効率化を優先にしていることと

逆行しています。しかし、そこで品質を守って商品を提供するというモスのアイデンティティが

守られています。これは感心します。長年、モスを利用していても待ってでも買いたいという

意識は変わらないし、市場や外食産業の波が上下してもこの姿勢は守られていて

業績もキープしていることは素晴らしいことです。



さらなる驚きは、接客などにも細かいマニュアルはなくざっくりしているとのこと。

だから、機械的な対応はせず、お客様の年代や個人に合わせた対応をしようと

スタッフが工夫をしている。それが、あえて面倒なことをすることの一つなのでしょうが

顧客から支持をされる結果になっています。

私も直近にモスを利用したばかりなので、これは振り返ると、細かい配慮が出来ていると

振り返りました。

ネット社会はマニュアル社会にも直結していく感じはうけますが、人のココロを大事にする

アナログ的な行動も時に大事だと考えさせられました。


面倒なことをしないことは、行動を簡略化したり自動化したりすることで表現されます。

しかし、それだけでは、考える力が付かなくなってしまうリスクがあることを考えさせられ

ました。ネットサーチやマニュアルを振りかえること、または、過去の事例に沿ってみること

それはそれで大事なことかもしれないけれど、どうすれば良くなるか、変えられるかという

意識を持って、それにプラスしていけば、もっともっと良い結果がでるのだと思います。


モスバーガーの掲示板やPOPなどのアイディアからそれを観ることができます。



2016年4月8日金曜日

鈴木真奈美さん3.15ブログ記事より

「そこそこ」の人生ではなく、心が喜ぶ生き方を

傷つかないことを前提に無難な人生を生きる。

無難だけれど時めかない。

それは、自分の想いを伏せてしまっているから。

私もどちらかというと、自分をセーブしがちなほうだと思っています。

そんな時、やっぱり辛いと感じます。

辛いことが多い時は、自分を殺してその環境で自分を諦めてしまっているのだと

思います。

この鈴木真奈美さんのブログ記事では、鈴木さんの教室の受講生の感想が

寄せられていましたが、ちょっと、自分の今の立ち位置と重ねてみました。

自分らしく生きる⇒自分が楽しいと思うことをする⇒わくわくする

わくわくしているとき、自分の個性が輝いているのでないかと考えます。

この個性を輝かすことこそ、今の人間に若い人に子どもたちに求められている

ものだと思います。

競争社会は逃げることができませんが、競争社会だからこそ、自分の個性を

発揮することで自分の生きがいを見出すこともでき、結果として自分の存在感までも

拓くことができるはず。

まずは、自分が何をやりたいのか、自分はどうしたいのか、

どんなことをワクワクするのかのを考え、自分と向き合うこと。

それで、実行してみること。

私もチャレンジしていきます。

もちろん、仕事に関係することだったりしたら、自分の立場を脅かすこともあるかもしれません。

そんな時は、その場その場でのさじ加減も使いながら、自分を表現し続けることだと

思います。

せっかく生まれてきた人生、もっと自由でいいはず。

2016年4月6日水曜日

ネガティブな言葉を避けよう


ネガティブな言葉を避けよう ゴルゴ松本(お笑い芸人)


この寄稿を読んで、ゴルゴ松本さんの想いが私の想いと共感できました。

ゴルゴ松本さんの公式ブログ

この回のPHPのコンセプトは「いい言葉が、心を強くする」ということで、

言葉が自分を輝かすポジティブさに溢れた寄稿ばかりでした。

松本さんは、子ども時代に、歴史上の人物の残した名言に励まさされ、それがその時

その時での座右の銘になって応援団になっていたようです。

また、こうも松本さんは言います。人に助けられたということは、その人の言葉に

助けられたも同然、言葉って素晴らしいものだと。

そう思えば、私の大事な友人たちも、私を救ってくれる、何気ない一言をピンポイントで

くれたことが想起されます。

松本さんは、苦しい芸人時代にとんねるずのタカさん、ノリさんに前向きになる言葉を

かけられ、頑張れたことをエピソードとしてあげています。

そこには、とんねるずの優しさが言霊になって思いになって松本さんを動かしたのだと

思います。熱き思いを言葉に乗せるって大事だと思います。

そう考えると、私たちが歌に心を打たれ癒されるのもその歌詞に、アーティストの想いが

込められていたり、作詞者の想いが詰まっているから伝わってくるのだと実感します。



松本さんは、今は言葉に救われた体験を、救う立場にも周り、少年院で「命の授業」を

開いています。

そして、松本さんが発した、ネガティブな言葉についても強く共感しました。

今世の中はメディアやネットにもネガティブになる言葉や要素が溢れています。

それは、実際は自分には直接関係ないことが本当は多いのですが、

受け入れてしまうことで自分が暗い気持ちになってしまう。

これは、本当にそうだと思います。だからこそ、それに触れる必要はないということ。

今の話題で、具体例で恐縮ですが、乙武さんの不倫のことも必要以上に叩かれている

気がしますが、それも俯瞰してみることが、本当に必要なことだと思います。

彼が世に皆を元気づけるメッセージを発してきたのも事実ですから、そちらに目を

向ければいいことだと思います。

清原選手のことも、しかりです。



人は完ぺきではない。時に誰だって失敗も犯す。それはもしかしたら、ネガティブな

メッセージを拾ってばかりいるとそうなるのかもしれない。

ポジティブなメッセージをたくさん受け取って、活かして感謝して、

そのパワーをみんなを勇気づけたり励ましたりするメッセージを逆に自分も発信して

いくことで自分も周りも明るくしていくことができるのではないでしょうか。



松本さんは、今後もいい言葉を勉強し続けるといっています。

私もそうしていきたいですね。

こんなサイトもあります↓

リーダーたちの名言集 名言DB

2016年4月2日土曜日

会社員が「才能」をおカネに換える方法

まずは少額を受け取ることに慣れよ

東洋経済オンラインから
金子 欽致 :集客プロデューサー、起業コンサルタント

今の時代、給料の収入だけでは、先を見越すのは難しい時代になってきた。

しかし、自分で起業するのも容易なことではないし、リスクが常に伴うこと。

ここで紹介されているのは、その通り、少額から受け取ることに慣れなさいということで

例えばヤフオクでものを売って、お金を手にする技術などを通して自信を得ていくという

こと。例えサラリーマンでも、現代ではいろいろな手段で、収入を得る手段が増えてきた。

金子さんは、その中でコンテンツ系のビジネスが未だチャレンジする人が少なく、今後

必要とされていくと述べている。その実例に、社労士の資格を取得したひとがそのチャレンジを

ブログで紹介し、その人からお金を払ってでも、セミナーを受けて資格取得の勉強をしたいと

いう人が現れたという事例。

自分も得意とするものは、意外とたくさん持っているとは思うが売り込むセンスがまだ磨かれて

いない。自分にもチャンスがあると思った。

また、アフィリエイトなどのネットビジネスや資産運用なども紹介している。

これには、自分も既に参画している。もちろん、これも難しいことではあるが、自分の得た知識

をシェアしながら、ここで自信をつけていきたいと思っている。

斎藤一人さんも言っているが楽して儲ける人に罪悪感を持っている人は、自分にもそれを

許していないという。だから、自分にも入ってこないということ。


自分の技術は、収入へと必ず変わっていけると信じ、少額からでも受け取ることは自分そのもの

への自信につながると思う。

2016年4月1日金曜日

文藝春秋4月臨時増刊号「つなみ」を読んで

この本は、震災で家族や自宅を失った子供たちが、震災直後に書いた作文と

5年を経た今書いた文章を並列して掲載したものです。


私も岩手県の三陸の町で5年前に大震災・大津波を体験しましたが

自宅や家族は無事でした。

子どもたちの作文を読むと、その学年によって、どのように捉えたらよいか

分からない自分があったり、または学年が高ければ現実を受け入れるだけが

精一杯で、その先を見越すことができない内容がみてとることができました。

対比して、5年後の作文を読んでみると、辛い事実は、冷静に受け止めながらも

今と未来を見つめられるようになっていて自分のビジョンも持っていることが

分かります。平時の生活をしている子どもたちとは違って、子どもの頃に大きな

傷を負った子供たちは、優しさと強さを持ち備えていると思います。

そして、当たり前は当たり前でないということも深く理解しているのではないかと

思います。

人という人間は、残念ながら痛い思いをしなければ、人の痛みを分かち合うことが

できない。むしろ、そうやって思いやりの心は養われていくのだと思いますが、

きっと被災地の子供たちはとても優しい大人になって活躍するのだろうと信じています。

そして、生きたくても今日を迎えられなかった人たちのことをよく分かっているので、

その思いを、自分の想いに重ねて、信念の強さも文章から感じ取れます。

この街に住むサラリーマンとして、この子たちと一緒に復興していきたい!と

そう思いました。誰もが1人じゃない。人を支える優しさと支えられる勇気をそれぞれが

持ち備えていればきっと、いい世の中になるのではないかなと私は思います。