読書日記 今こそ読書をしよう!: 1月 2020

2020年1月20日月曜日

ブッダは相手に合わせて、アドバイスをした!清水克衛、ブッダを説く!

「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか?

(現代書林)





この著者で、日本一ヘンな書店(自称!?)の店長である
清水克衛さんの本は、本当に面白いです。

この本自体は、概ね2通りの流れになっています。
  • ブッダの教えを、どのように活かせば成功・儲かるか。
  • ブッダの教えの実践法をより分かりやすくした本の紹介
この2点になります。
だから、清水さんおすすめの、ブッダに関連する、繁盛本が欲しい方は
買って参考にするといいと思います。


ブッダは人に合わせる人だった!清水克衛も人に合わせる人だった!


人の個性に合わせて、説くことは人の心を動かすことが出来る!


清水さんの著書は、これまでも何冊か読ませていただきましたが、
とても分かりやすいです。すっと入ってきます。

それは、なぜかといえば、日本一ヘンな書店の『読書のすすめ』は、
その名の通り、お客さんに本を勧めてきます。
しかも、お客さまごとの悩みや目的を解決することに合わせた
本をチョイスして勧めるのです!

だから、自然と清水さん自身の著書も、その本にどういうことが
書かれていて、どのようなことが分かるのか、
この「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか?
分かりやすく書かれているのです。

この本の中にブッダのことが、書かれてあったのですが、
ブッダは、弟子に対して、個性や理解力などの異なる弟子に
それぞれにあった弟子に、その弟子に合った的確な
アドバイスをして悟りに導いたとされます。

それは、清水さんの本の勧め方とも重なるなと感じ、
思わず感心してしまいました。


働き方改革が進む、この頃ですが、上司に求められる力とは
これではないでしょうか!

真の平等とは、部下や後輩にその性格や理解力、捉え方を把握して
個人に分かりやすい声をかけることではないかと。


ブッダは、たとえ話を用いてお話をするのが上手だったそうです。
たとえ話は、とても分かりやすいものです。

難しい話を分かりやすく、簡単にすること。
それが2600年前のブッダが既に未来に発信していたようにも感じるし、
清水さんは、早くそれに気づかれたんだなと感じました。

合わせて、多くの本を読むことは、自分の理解力をアップさせるだけでなく
伝え方を鍛えるものだと感じました。



#ブッダ #清水克衛 #読書のすすめ #繁盛 #伝え方 #教え方
#読書

2020年1月19日日曜日

『アリとキリギリス』の童話から考える、現代の価値観

ひろさちやさんの「まじめな」あなたに贈ります!「ずぼら人生論」
「「まじめな」あなたに贈ります!「ずぼら人生論」」の画像検索結果

この本の中で、有名な童話である「アリとキリギリス」の
ひろさちやさんの捉え方と価値観・そして、
このお話の結末の客観的な見方が面白かったので紹介したいと思います。

このお話では、夏にアリはせっせと働き、キリギリスといえば、
遊んで暮らし、冬になればアリは蓄えで、冬をしのぎ、
キリギリスは蓄えがないので、アリに助けを求めるが、
自業自得と突き放されるという、そんな童話として伝わっています。

ここで、ひろさちや氏は、アリがせっせと働く、働くことが正しいという価値観を
押し付けるのもおかしいし、これで仮にありがキリギリスを助けることで、
困った人は助けなけなければと美談化し、その価値観を押し付けるのも
また違うと表現しています。

後の学生談では、この話は続きがあり、夏に働きすぎたアリは過労死し、
その蓄えでキリギリスが生活したとか、
キリギリスは蓄えがないから、冬はバイオリンを演奏し稼ぎ、
その演奏をアリも楽しみ、お互いに豊かな過ごした時間を過ごしたという
創造性の高い話が紹介されていました。

こうであることが正しいとか、こうでなければならないと決めつけてしまうと、
誰かが良い、悪いが人の手で決めつけられてしまう。
こうでもいいが、ああでもいい。

つまりは良くても悪くてもいいし、最初から物に善し悪しはないと
考えれば誰もが楽になる。
この話を読んで、人は本当は自由だということを改めて考えさせれました。

どうにかならないことも、どうにかなることはたくさんあるのだと
思いました。

#ひろさちや #価値観 #ありときりぎりす #アリとキリギリス

2020年1月17日金曜日

日本でいちばん大切にしたい会社 日本レーザー

日本でいちばん大切にしたい会社シリーズにはまっています!
いちばん大切にしたい会社であるのに1冊の本に複数の企業が紹介され、
しかも本がシリーズ化されています。

日本にはブラック企業と言われる近年の文化!?と裏腹に、
本当に大切にしたい会社がたくさんあります。

きっと、著者の坂本光司さんは、そんな企業文化が広まってほしいと
そんな思いでシリーズで書かれたのだと思います。

大切にしたい会社とは、近江商人のような三方よし!で
お客様も会社も従業員も地域も、または社員の家族までも
幸せにしていくようなそんな会社なようです。

今回は大企業の子会社から独立を果たし、『雇用』に
拘った日本レーザーについてみていきます。


会社にとって大事なことは雇用すること!会社が続くこと。


日本レーザー会社概要 https://www.japanlaser.co.jp/Company/tabid/72/Default.aspx

本の中で、会社の赤字から、黒字化そして、25年連続黒字にした
近藤宜之社長は現在は会長になっています。

近藤宜之会長のインタビュー


日本レーザーとは、大企業グループの子会社でした。
近藤宜之さんは、その親会社で労働組合のトップとして、
若いときから活躍してきました。

いわば、若いときから働く者、労働者の視点で、
会社と向き合ってきました。

労働組合という組織は会社の経営陣であれば、敬遠しがちな
組織ですが、その組織の中で、近藤さんは社員の大幅なリストラという
苦い体験を多くし断行してきました。

後に、子会社の日本レーザーが赤字体質だったために、
再建のための社長として送られますが、
近藤さんが徹底したのは、過去のリストラ体験から、
雇用を守ることの大切さに命をかけました。

一度、業績改善に成功しても、社員からは結局は功績を出して、
親会社に戻るのではという社員からの懸念を親会社の取締役を
辞職して、日本レーザーに骨をうずめる覚悟をします。

後には、自由な裁量ができない大企業の子会社を脱し、
会社と社員を守るために、親会社から日本レーザーを
独立することに成功します。

それは、社員から出資を募り、実現させました。
社員も経営に参画することで、みんなで会社を守っていこうという
土壌が出来上がります。




近藤さんが、取り組んだことは、
・社長と社員
・役員と社員
この間のコミュニケーションを密にすること、
具体的には定期的に、ミーティングを持つだけでなく、
メールでの毎週のやりとりを続けました。

近藤社長は、どんな社員の思いも土日を利用して返信しました。
これが、風通しのよい会社風土でもあり、
何でも言い合える関係性は、会社の盲点や改善点を導き出せるだけでなく、
会社や社員の良い部分のインプット、アウトプットにもなったと思います。

やっぱり、組織が維持していくには信頼が大事だろと思います。
社員が自分の会社だと思うことは、自分の家族だと思うことと一緒です。
近藤さんが育てたのは社員の力を育て導き出すことで、
社員が伸びて会社も成長し、雇用が守られていくということでした。

日本レーザーは社員、派遣、国籍、性別、学歴に差別がなく
幹部級の女性登用率も高いそうです。

日本レーザーは、海外と取引していることから、社員の英語力にも
力を入れていて、TOEICの点数で手当てにも差が出るそうです。


日本の人口減少が進み、国内経済が縮小していく中で、
日本レーザーのような海外から仕事を受注できる
社員を大切にできる会社がどんな成長をしていくか、
楽しみでもあり、将来の日本の希望になることを祈ります。

2020年1月10日金曜日

日本でいちばん大切にしたい会社 杉山フルーツ

日本でいちばん大切にしたい会社という本は、
シリーズ物で第1巻の発刊は既に10年前です。
カンブリア宮殿とも重ねられる、
働く人やお客様を大事にする会社を、
取り扱うこの本は色あせることがありません。

2020年は東京オリンピックの終了後に、
消費が低迷し、経済が失速するとも言われています。

しかし、それにも関わらず地方の小都市でも、
発展を続け、お客様から愛される商売ビジネスが存在します。

そこには、どんな秘密や努力があるのか、
日本でいちばん大切にしたい会社1巻の
静岡県富士市・杉山フルーツについて見ていきます。


フルーツ店を極め、お客様から愛される大切にしたい会社


杉山フルーツは、今地方によくあるシャッター買いである商店街に
あるそうです。
それでも、ブレークするまでには、商店街内に集客装置となる
大型店が2店あり、その集客効果でお店の売り上げに
繋がっていたそうです。

後に大型店が閉店し、集客装置がなくなったことで苦境にたたされますが、
個人フルーツ店の杉山フルーツの後継者として、
婿入りした杉山勇さんが、持ち前の経営を担いという思いから
様々な改革を打ち出します。

それは、フルーツを贈答品として、とにかく品と味にこだわった商品にこだわり
お客様にとり、贈答品として喜ばれる品定めをしたことです。
ネット社会到来前から、ネットでの商品紹介も展開し、
地道にお店の良さを、打ち出し、贈答品に特化していきます。

リアル店舗でもネットでも杉山さんと杉山フルーツの思いは浸透し
他のフルーツ店の倍以上の利益を上げていきます。

中でも素晴らしいと思ったのが、杉山さんが農家に指南したのが、
農協の基準に合わせた商品が素晴らしいのではなく、
お客様に喜ばれるという基準が大切だということを、
いちごの赤身を通して呼びかけたことです。

農家さんは、当たり前ですが農協さんを通せば、その出荷基準に
合わせて生産することに傾注します。
しかし、それは本当にそのフルーツが食べごろとは言えません。
農協の基準に合わせる=良い商品という錯覚を、
杉山さんが気づかせてくれました。

杉山フルーツでは、贈答品を扱うことから、
贈答品とは、それぞれの思いが込められた商品であることから、
お客さまの思いをしっかり汲んで、商品の梱包や品選び、ラッピングにも
力を入れています。
これが杉山フルーツの、人気の秘密です。

杉山フルーツサイト
http://sugikiyo.com/




フルーツアーティスト杉山清のゼリー


杉山フルーツでは、自社ブランド育成のため、自社製品の生産にも
とりかかります。
それが、杉山清のゼリーです!

今までのやり方だけでは、生き残りが出来ないと考え、
フルーツを使用した独自のゼリー販売し、
これは飛ぶように売れ人気商品となっています。
それも、杉山フルーツの商品だからというブランド力と、
常に美味しさを提供してきたからできたことと思います。


杉山清のゼリー画像





田舎にいるほど、個人商売・ビジネスには限界があると錯覚しがちですが、
これは盲点だと思います。
田舎だからこそ、人と違ったことを行えば目立ちます。

そして、本当に美味しいとか、役に立つ、便利と思えばお客さんは付いてくるものです。
それに、口コミとネットの発信力があれば、広がりがあります。
常に良いものと工夫、諦めないことで可能性は拓けていくと感じました。


2020年1月8日水曜日

心屋仁之助さんの劣等感や自尊心と上手く付き合う方法

心屋仁之助さんの性格や人間関係など、自分との向き合い方や
上手く付き合う方法が世の中に広まってきてから、
今までのカウンセリングとは違う、
本当の意味での自由が広がってきているように思います。


ストレスが多い、世の中ですが働き方改革と同時に進めたいのは
ストレス管理です。
ストレスと上手に付き合うには、劣等感や自尊心と上手く
付き合うことだと心屋さんの本やブログから学びました。

自分の自尊心や劣等感と上手く付き合う=周りと上手く付き合う
ことだと気づきました。

その気づきを少し書いていきたいと思います。


自尊心は減らない!損してもいいをお守りに!


よく、自尊心を守るという言葉を聞きますが、心屋さんによると
自尊心は減るものだと勝手に自分が思い込んでいるからだ
とあります。



自尊心は心を保つ力があるので、自尊心を傷つけられそうになると
守りに入ります。
私の経験からもそうですが、守りに入ると苦しくなります。

それは、自尊心がなくなってしまうからです。

そして、もともと自尊心が少ないと思っているから、
より守りに入ってしまうのだと思います。

人の思い込みって、すごい力がありますよね。
でも、その思い込みの力が別の方向に働いたらきっと、
違う方向に力が入ります。

今までの自尊心は減るという思い込みを捨て、
誰かに何かをされても、言われても、
『損してもいい』
『笑われてもいい』
『けなされてもいい』
という損してもいいことをお守りにしていけば
今までの前提を覆すことができます。

思い込みを変えていくことは、大変です。
しかし、だからこそ、つぶやいて
言葉に出して、損してもいいと
前提を書き換えていけば、
少しずつ、自分の心の中も本来あるべきところに
戻ってくる気がします。



劣等感は過去の遺産、古傷を確かめることに意味がある


劣等感は、子どもの頃や、過去に追ったトラウマを心の中で
古傷になっているのを隠していても、何らかの人から言われたことや
出来事に反応してフラッシュバックしてしまいます。

どうせ、やっぱり私はだめなんだという思いが、
過去の自分の古傷と繋がって、劣等感が増大してしまうのです。

心屋さんは、誰かに何かを言われたり、嫌なことをされたときに、
その誰かが悪いのではなく、古傷が反応したんだなということに
気づいてあげることだと著書に書かれています。

古傷は心の中で隠してあるものですから、確かめることは
苦い体験ですが、それが劣等感の反応の古傷だと分かれば、
「あぁ、また反応してる!」
と気づくことになります。

気づきって大事です。

つまり、あいつが悪いと思うところに答えもなければ、
あいつが怒りの対象でもないということです。

自分の過去をみつめる、確かめることで、自分の反応スイッチが
分かります。

だから、自分も相手も責めなくていい。
感じて気づく、訓練であり繰り返しなんだなと思います。



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