人に物を伝えるプロと言えば、私がまず思い浮かぶのは池上彰さんです。
池上さんは、NHKの週間子どもニュースに出演して子どもたちに分かりやすい
ニュースの解説をしていたことで知られます。
そんな池上さんも、伝える力を育ててくれたのは子どもたちだったそうです。
私たち大人は、特に私は福祉専門職になると専門用語を使いがちです。
そのため、知ったつもりの頭でっかちになってしまっています。
池上さんは「日銀」を子どもたちに教えようとしたとき、自分の知識では
はっきり答えられるけれど、子どものたちの理解度まで掘り下げて伝えようと
した時に、自分の理解が浅かったと反省したそうです。
これは、私も仕事上で自分の体験や、同僚の言動を聴いていても反省させられる
ところがあります。
私の場合、たとえば(例えにあげて申し訳ないですが)、認知症を煩っている方に
物事を説明する時に、病気の症状のために理解度が低下しているにも関わらず
噛み砕いたつもりでも、長い話をして失敗したことがありました。
その経験が今にいきていますが(まだまだですけど)、時代のギャップを感じる単語を
翻訳して噛み砕いて話したり、シンプルに伝える。
大事なことはわけて話す。ジェスチャーをまじえるなど…。
池上さんの子どもたちに伝えようとしたときの気持ちが、想像できてくる気がします。
この池上彰さんの「伝える力」という本を今後読み進めて行き、より伝えることのプロを
目指したいと思います。
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