読書日記 今こそ読書をしよう!: 不安の効能

2015年12月4日金曜日

不安の効能

ケリー・マクゴニカルの成果を上げる教室
「不安の効能」からです。

ケリーさんは、アメリカの心理学者です。

Associe5月号の寄稿では不安の効能について、私が今まで考えていたことと

かなり異なるお話が書かれていました。

ここでは、例えばプレゼンなので話す前には、多くの人がテンパってしまう状況に

陥ることが多いことが示されています。

そこで、私もあがりやすいタイプですが、そんな時はリラックスできるよういろんな工夫を

します。上手く行かないことも多いのですが。

そんなとき、ケニーさんの心理学では、緊張する状態である不安は、上手く話そうと

することの意識の表れであることから、その緊張感をプラスに活かすというもの。

「不安というものは、私たちが全力で頑張れるよう仕向けてくれる」

というのがケニーさんが研究でも分かった心理。

不安感をワクワクに変えてしまい、その緊張感が話すことに限らず、重要な局面で

成功するヒントになるというもの。

これは、不安に勝つとか負けるという感覚ではないですね。

私は不安はコントロールするものだと考えてきたのですが、

確かにケニーさんのお話も同じコントロールでも不安を背中を押すパワーに

変えるという操縦法。

確かに、不安はすぐに消したりできるものではないし、プラスに使えるようになれば

重要な局面でも臆せなくなると思います。

よくよく考えれば、アスリートや噺方などの様子を見てもそれを感じる人が

いる気がします。

そして、ケニーさんは、これが日常的に備われば、ストレスに追われることが多い日々も

この不安の効能が良い方向に運んでくれるというものです。

凡人サラリーマンの私ですが、外国人の方々の心理には意表をつかれるところがあります。

たいへん勉強になりました。さっそく明日からは不安を楽しむつもりでパワーに用いて

いきたいと思います。




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