読書日記 今こそ読書をしよう!: そもそも前向きって何だろう(PHP2015.6月号)

2016年1月29日金曜日

そもそも前向きって何だろう(PHP2015.6月号)

日本国内で自ら命を絶つ人が、減少へむかったとはいいますが

未だ年間30,000人近い方が残念なお亡くなりかたをしています。

私たちに何かできないでしょうか?

また、自分を維持していくには何が必要なのか?

和歌山県立大学講師の岡壇さんが、自殺稀少地域を研究してのエッセイが

興味深いものでした。

その町とは徳島県旧海部町でした。

最も自殺者が少な地域とのことでした。

住民アンケートの中で、見えてきたその街の要素は5つにまとめられました。

1、異質への寛容、多様性の重視

2、総合的で人物本位の他者評価

3、有能感(自己信頼感)

4、弱音を吐ける、適切な援助希求

5、緊密過ぎない、緩やかな絆

また、岡さんは前向きな地域性ではなく、幸せでも不幸せでもない生き方とまとめています。

これ分かる気がします。幸せすぎれば、落ちた時の喪失感は大きいです。

幸せが欠けた分、喪失感は大きくなるばかり。

また、このニュートラルな状態であれば、不幸せなことを感じても、深入りしない。

グローバル社会でもある項目1はとても大事なことです。

自分らしさが尊重してもらえたらそこは心地よい場所となるでしょう。

ガツガツ求めず、近寄りすぎず、のめり込みすぎず、それでも困ったら助けてあげる、られる

そういう関係作りや地域づくりが大事なんだと思いました。

一度、この町を訪ねてみたいものでした。

そして、研究を深め全国のココロの健康のモデルケースになることを願っています。

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