ざわめく心の静め方 ―やすらぎに出合う毎日の習慣(桝野俊明著)を読んで…。
この本で桝野さんは、人は夜になると、過去の苦い経験や未来を憂いて不安になりやすい
ことを書かれています。
この部分を読み、私自身が特に俗にいうサザエさん症候群のような症状に陥りやすく
(特に休日の夕方から、まさに今ですね)、まさにピンポイントな説法であり
とても役に立てそうです。
桝野さんは夜の不安は増幅してしまう傾向にあるといいます。
しかし、朝になると何でそこまで不安だったのかとなってしまう。
良い朝を迎えるために、また夜の不安を取り除くための具体的方法を何点か説いています。
それは、
・結界を設ける。(この結界という言葉はお寺さんで聴いたことがあります)
⇒例えば、家に帰るまでに駅の改札から出たら、~のことは考えない、
家の玄関を入る時に次のステップとして今度は○○を考えないという
ように切り替えポイントを作ること。
(これが桝野さんの仏教では、お寺に3つの門があり、門をくぐることなのだ
そうです。)
・同じ時間に眠る習慣を持ち、充分な睡眠時間を設ける。
心の安定には十分な睡眠時間が必要。
・就寝する3時間前にはやるべきすべてを終える。
⇒これは、自分は3時間はできないもしれませんが、なるべく寝る前の時間には空白を
設けたいと思います。
・就寝前30分は心地よい時間を過ごす。
アロマを炊いたり、好きな音楽を聴いたり、思考や判断を休ませる。
⇒自分の場合は、瞑想をする時間をもっと持っていきたいと思います。
夜の不安は、私以外にも友人にも、あるようで不安を訴えるメールが来ることがあります。
自分もこの本で学んだことを取り入れて、友人にも自分なりのアレンジを加えて伝えたいと
思います。
最近はお坊さんが書いた本が本屋さんに目立ちます。
お寺の存在が、法事のための場所と化しつつある現代、お坊さんたちが本来の原点に
たち人々の悩みを救済しココロ穏やかに暮らせるよう、このような本が出版されることは
仏教がまた本当の姿に戻ろうとしているのだと思います。
キリスト教でもそうです。例えば渡辺和子さんの置かれた場所で咲きなさいなどは、キリストの
救いを現代の悩む人々に教えてくれているものです。
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