読書日記 今こそ読書をしよう!: ピンチのときこそ、柔軟に  ~今井絵理子~

2016年1月28日木曜日

ピンチのときこそ、柔軟に  ~今井絵理子~

PHP2015.12号のSPEED今井絵理子さんの寄稿を読んでです。

SPEEDは私と同世代で、私の子供の頃からの憧れでした。

一時解散したのは残念でしたが、その後に今井さんが、若くして出産し、

その際に子どもさんに聴覚に障害が持っていたことは報道や24時間テレビなどで

観ることがありました。

この回のPHPは、

悩みすぎない、ひきずらない心をすっきり整える

ということでその趣旨に沿った寄稿でした。

今井さんは、もともとアーティストという仕事柄もあって、ライブなどでどんな急な事態やトラブルが

起きるか分からず、常にそれを想定して、どんな状況にも対応できるような力を身に付けて

いたそうです。そのため、焦ることが少なかった。


そして、性格上悩みもあまり人とには話さず、自分で解決するのが好きだったそうです。

しかし、息子が聴覚に障害を持ったことを知り、それはさすがに想定外で、

一時はさすがに落ちこんだそうですがすぐに気持ちを切り替えることができたそうです。

自分の仕事である音楽を息子と共有できない悲しみは計り知れないものだったと思います。

今井さんは、子育ても急を要する体調変化などにもすぐに対応できるよう、やっぱり

あらかじめの準備や対策を持っているそうです。

それは、アーティスト時代から変わらず活きているいるのですね。


また、子どもの生涯を機に先輩から話を聴いて子育てに活かすなど、今までの生き方を

少しチェンジして人にも自分のことを話すように変わっていったとのこと。

それも、ピンチがやっぱり人を変えるものだなと思いましたし、今井さんらしい柔軟性を

持ち備えていて素晴らしいと思いました。


今井さんはピンチだったときに救われたことがあるそうです。

それは、

「神様が与えてくれた試練だから、乗り越えられないはずがない」

という言葉です。

私たち人間は、時として首も回らくなるような、とても凹むようなことに遭遇しますが、

それは10年後、20年後も続くことではありません。

今井さんのように奮起して乗り越える場合もあれば、その現状と上手く付き合い時間が解決

するという方法で解決することもあるでしょう。

だからこそ、神様は見ていてくれて、どんな形でも必ず乗り越えられるんだって信じたいです。

一時は凹んだり、苦しんだりしても、1分でも早く気持ちを手動で切り替えて前を向くことが

できたなら、そこに希望が小さくても見えてきて、それは日を追うごとに多少、変わっても

大きくなっていくと思います。

今井さんは、アーティストや曲を書くものとして人のココロに響く言葉を発していきたいと

話しています。

SPEEDの歌詞は、とても音楽を越えた心を動かす歌詞が私も好きです。

言葉を人を傷つけることもありますが、小さな思いやりをもった言葉が人に勇気や希望を

与え、後々の人の人生を救っていくこともあります。

自分も困難で苦労するだけでなく、そこで分かった苦しみを、他への優しさに変えて

素敵な言葉を発せる人間や職業人になっていきたいと思います。


私が好きなSPEEDの曲 MY GRADUATIONです。



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