読書日記 今こそ読書をしよう!: 障がい者と世界観

2020年11月18日水曜日

障がい者と世界観

 読者から思った漠然としたこと 障がい者と世界観


しばらく、更新していませんでした。
特別読者がいるわけでもないので、特に滞っていても問題はないのですが、
今回は自由記載的な感じで書いていきたいと思います。

最近は、少し前までとても忙しかったので、読書もあまり進まず、
停滞期で集中力も欠けていたように感じます。




ぼくの命は言葉とともにある/福島智/致知出版社北方謙三



私が、この本を古本屋で手にした時、この2名の著者、対談者は

私から遠い存在で、どんな話が展開されたかとても気になり購入しました。


根っから小説を読まない私ですが、北方謙三さんの名前だけは知っていました。

福島智さんついては、全盲ろうの東大教授ということで、恥ずかしながら

初めて名前を知り、どのような価値観をお持ちの方か気になりました。


対談というものは、個人の価値観の投げかけをすること、

また共通認識や互いの違いを認め合うものだと思います。


まず、どちらも今ある姿は偶然にたどり着いたのではなく、

もがき悩み、または人との出会いや努力したことでのひらめきから

生まれたもんだと感じることができました。


ここでは、福島さんについて書かせていただくと、視力聴力は成人前に

失ってしまった中途な障がいですが、運命に苦しみながらも、

ひたすら可能性を追いかけてきて今があると感じます。


価値観とは世界観と表したほうがいいと思いますが、

何故、障がい者はハンディがあるとか、いまだに差別のことが

取り上げられることもありますが、

健常者と言われる人より世界観が豊かでしかも、その表現のしかたが

周りにもよく伝わるとういうことが明らかです。


それは、全力で言葉やしぐさ、動作に自分の思いを表すからとも

思いますし、自然に自分の世界観を作り上げ、周りと重ねることで、

社会に参加されているのだなとそう感じました。


ただ、世界観については、福島さんも北方さんもとても豊かで、

強いものを持っている!


例え、見えなくても聞こえなくても、世界観が通じ合えばお互いが

理解できることを感じ取りました。

自分はどう生きてきたか、どう生きていくのか、今一度問い直してみたいと思います。 

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