「口下手」は武器に変えられる
株式会社リック代表取締役 丸山景右
PHP2015・5月号の特集からです。
丸山さんはもともと住宅メーカーの営業マンでした。
13年間に428棟も販売する驚異の営業マンだったそうですが、
仕事の走りたては口下手で人づきあいの苦手な丸山さんがこの業界に入ることを
勧めなかったそうです。
案の定、3カ月ほどで行き詰まり、訪問しても門前払いされるなどが続いていたところ
どうせ辞めるなら、その前に会社のマニュアル度外視で営業しようと開き直って
丸山流の営業の仕方で取り組んだところ、功を奉し、先に記したようなスーパー
営業マンに変遷したそうです。
さて、丸山さんのマニュアルにはめ込まない営業はあくまで、お客さんの夢を実現しよう
相手に沿っていこうという想いを表現していったところにあるようです。
そのためには、多くの人の手も借りたそうですし、次の3つのポリシーも大事にしたそうです。
・売りこまない
・説得しない
・自慢しない
これは、丸山さんが口下手だったからこそ出来たことです。
口下手だからこそ、誠実さとひたむきさを表現することができたのだと思います。
また、次のことも丸山さんが大事にしたことで私の肝に銘じるところでもあります。
・常にお客さんの期待に越えることを心がけた。
・約束を守ることはもちろん、頼まれたことはすぐやる
・急がなくてもいいとと言われたことほど急いだ
⇒お客さんに努力は伝わる⇒信頼される
これを読めばマニュアルに囚われることの弊害が分かります。
マニュアルは必要ですがたたき台でしかないはず。
マニュアルが全てに通用すれば全員均等に成功すると思います。
思いや情熱がマニュアルを発展させ活かしていくのだと思います。
そして、丸山さんは相手の立場で考え、自分がされて嬉しいことをやると
考えているそうです。
それは営業だけでなく人間関係にも言えることで、相手を思いやる熱意と
その表現方法である行動が仕事も周囲との関係も良くできると確信しました。
口下手で私ですが、それでもいいじゃない、気持ちがあればと思わせていただきました。
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