セブンイレブンは、国内ダントツの大手コンビニです。
震災被災地の当地にも、震災後お店が続々開店しました。
売る力 心をつかむ仕事術/鈴木敏文著
著者の鈴木敏文氏は、セブン&アイHDを今年退社されましたが、
セブンの売り方と日本にコンビニ文化を浸透させた方で、
とても興味深い本で図書館でみつけたので借りてきました。
いきなりですが、私は流通業界とは無縁の人間ですが、
目から鱗のお話が書かれていました。
ある商品がヒットをしたら、その商品をAとしたなら、
次にはAを進化させるのではなくて、BというAの延長ではない
商品の開発に取り組んできたということ。
具体的な例でいえば。美味しいと思った商品は例えば3日も食べたら
飽きてしまう。
ファッションの流行も流行りのピークの時には、もう誰かが次の
気に入った服を見つけていて、次の流行の先が見えてきている。
これは、AKBをプロデュースする秋元康氏も同じ考えだと、著者が
秋元氏と対談して確認したそうです。
お客様の立場に立って考える売る力とは、どうやって売るか考えるのではなくて
お客様がどんな時にどういう想いで買うかをお客様目線になって考えることなのだと
いうことが分かります。ニーズをつかむことはお客様の心理を掴むことなのだなと
思いました。セブンイレブンは年間で7割の商品が入れ替わるそうですが、
商品の切り替えのタイミング、ブームの頂上の見分け方がすごく上手いのだと
思います。
私のような福祉職サラリーマンも制度の変更頻度が早くなるばかりでなく、団塊世代の
サービス利用が増え始め、多様な価値観を持った戦後の世代のお客様が増え始めました。
自分の仕事を俯瞰してみると、やっぱりこれからは変化にも機敏にニーズの予測を
的確に見計らう必要があると感じました。
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