売る力 心をつかむ仕事術/鈴木敏文著
私もサービス業ですから、ダイレクトにお客さまのニーズを把握するということは、
とても大事だと感じています。
セブンイレブンのコンビニや流通業でのダントツは普遍的ですが、
それは創業者の鈴木氏の著書から、常に先の先を読む発想が凄いと思いました。
よく、「お客様のために」と思って物事を考えてしまうけれど、「ために」は売り手の主観で
セブンイレブンは「お客様の立場で」というコンセプトで物事を考えて、数々の商品や
サービスを産みだしてきました。
例えば、セブン銀行だって、コンビニにATMがほしいというお客さんの声があった訳でないと
思います。それを全国に何万店とあるコンビニに銀行ATMがあって買い物のついでに
お金の出し入れが出来るようになれば、お客様の立場になってサービスの提案を
したことになります。
今では他のチェーンも追随していますが、当初はこのセブン銀行設立も社内外から
反対の声も出たそうです。
結果的にお金の出し入れするために、お店を来店しついでに買い物をするという流れも
出来ました。
今までの既成概念に囚われて、仕事をしようとすると今はお客様のニーズの変動は早くなって
いるので、アンテナを広げて、ニーズの先を読む力が今求められていると感じます。
コンビニや駅ビルは、今の流行観を感じられる場所だと思います。
この「売る力」はたいへん勉強になります。
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