PHP2017.8号の特集。
兵庫県尼崎市の小林書店と小林由美子さんのお話。
小林書店サイト
小林書店の小林由美子さんは書店の2代目。
もともとは本屋は継ぎたくなかった本屋の娘さん。
旦那さんはお婿さんで、ガラスメーカーで働くも関東への異動を断念し
婿入り先の小林書店を継ぐ決断を自らして家族で離れず住む決断をする。
本屋さんって、どのような存在か、本は好きだけど考えたことがありませんでした。
この小林書店さんは月に1冊であろうと、どんな天候であろうと配達し
お客様に喜ばれてきた。
由美子さんのだんなさんは、本の配達時、数ある本屋からうちを選んでくれたと
ポストへの投函時、その家に必ず頭を下げているのを由美子さんが知り
自分も気持ちを立て替えたという。
自営でなくても、うちをつかって私を使ってもらってという意識は大事だと
思う。
小林書店では、小さな本屋ゆえ、ベストセラーなどの入荷が厳しく、
予約制の全集の新刊などの予約とりを顧客から行い、多くの予約を
とることが出来たとのこと。
それは、先代の由美子さんがこんな仕事はしたくないと思っていた両親が
地道にやっていた仕事が信頼を得ていたため得ることができたとのこと。
信頼と継続ってとても大事ですね。
ものを売るってそういうこと。
セブンイレブンとか名のあるチェーンもその積み重ねだと思います。
小林さん夫妻は、自分たちが読んで進めたい本をPOPを書いて
店頭に並べているそう。
大きな本屋は魅力的だけど、本屋が自信を持って薦める本を帰るということは
これも素晴らしいサービスで大きな本屋ではできないこと。
小さくても、小さいからこそ小回りの利く、マニュアルに囚われない
顧客にプレゼンできる仕事が出来る。
私の理想だとも重ねてみた。
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