この本を読んでいると、本当に大きなチェーンとは思えない
スターバックスの経営力というより、現場スタッフの想いの強さ、
シェアする力、情熱の大きさが感じ取ることが出来る。
家(ファーストプレイス)、職場、学校(セカンドプレイス)と考えた時、
それ以外の居心地の良い場所サードプレイスをスタバが担おうという考えが
素晴らしく、実例で「ここに来ると元気になる」「嫌なことも切り替えられた」
というお客さんの声に出ている。
たった1杯のコーヒーを侮るなかれで、そのコーヒーにスタッフが全ての情熱を
つぎ込んで、コーヒーの香りや味、空間にスタッフの思い(時には、お客さんの
いつもと違う変化に気付いて声をかけるなどの思いやり)が載って、美味しい
コーヒーが出来ている。
それ自体がスタバのスタッフ一人一人の存在価値になって、ますますチーム全体の
モチベーションを引き上げていることは素晴らしいと思う。
そして、さらに感激したのは著者の黒岩さんのマニュアルを全国のお店に
シェアするのではなく、思いをシェアしていくこと。
「おはようございます」と笑顔で言えるような空気、環境そのものを
共有していこうと、スタバが苦境になった時に進めていったことが
素晴らしい。
マニュアルは大事な物だが、想いを共有することはもっと大事。
そして、スタバではスタッフの個性を認める、それぞれがその想いを
土台にスターになっていこうというところが素晴らしいと思った。
サービス業で働く自分にとって、こういう本を何度も読むことは
潤滑油になる。
明日も1日を大事にし感動を生み出したい。
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