読書日記 今こそ読書をしよう!: LGBTをベースに差別と融和を考える。勝間和代さん、増原裕子さんのインタビューから

2019年6月2日日曜日

LGBTをベースに差別と融和を考える。勝間和代さん、増原裕子さんのインタビューから

日経ビジネスアソシエは昨年で、休刊となってしまいました。
ブログを書く、本を読むとは、過去・現在・未来を知ること、
知を深めていくことだと思っています。

日経ビジネスアソシエ2018-9号のカミングアウトをした
勝間和代さん(公式ツイッター) とパートナーで社会起業家の
増原裕子さん(ウィキペディア)のインタビュー記事を読んで、
技術進歩・イノベーションを深めるだけでなく、
人間の多様性を理解していくことの大切さや深さを学びました。




マイノリティーが異質な時代から、ダイバーシティの時代へ

きっと勝間さんが、このLGBT(同性愛者、両性を愛する人、
生まれ持った性と違う性をのぞむことなど)を表明することは
社会的に名が知れて影響力のある方ゆえに、とても勇気が
いったと思います。

今までの日本人の生き方は、協調を中心にして同じ組織や社会の
考え・倫理に自分を照らし合わせ、人と同じ社会が構築されてきました。
それは、バブル期や団塊世代が経済を支えてきた時までは、
有効に作用してきたと思います。

しかし、現在はセクハラ・パワハラ・過労の問題が働き方改革を
動かし始めるなど、世の中は変わってきています。
このLGBTも含めて、個人が持つ多様性や個性が理解されて
その能力が発揮されることが社会に有用で、今後の日本は
マイノリティー(少数派)の方々が、理解され、周知されていくことで
世の中は真の意味で進化しようとしている気がします。

マイノリティーとは、特殊なものではないと思います。
誰しも、人には言えないような、個性や嗜好・思想・障害・病気など
持っているはずです。

そう考えると、LGBTのような勇気をもって表明したようなことも
決して異質なものではありません。
人口が減少しつつ、外国人が多く入国する時代は、
お互いの個性を分かち合うときだと思います。



見えづらいことへの理解、支援・理解を表明することの大切さ

例えば、身体障がいであっても内部疾患で人から分かりにくい、気づきにくい
ケース、精神障がいの場合なども理解がされにくいのが現状だと思います。

しかし、勝間さんは理解への表明は小難しく考えなくていいと話されています。
簡単な気づきから、徐々に広がっていくことが望ましいと思います。
少しでも小さくても、障壁を抱えている人にとっては
支援・理解をしてくれる人が増えることは希望に繫がると思います。

10年前に常識とされていたことが、通用しなくなるほど社会の流れが
早くなりました。
同時に社会の流れも速まってきていると思います。

人口減少社会で技術が進歩した未来は、むしろ人と違うことが、
武器になったり、個性や得意を発揮することが自分や社会の利益に
繋がりそうな気がします。

人を理解することは、自分の可能性にも気づくきっかけになるような気がします。




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