読書日記 今こそ読書をしよう!: 苦難の乗り越え方③ 江原啓之  執着と奇跡

2018年5月5日土曜日

苦難の乗り越え方③ 江原啓之  執着と奇跡

例えばですが、死に直面するような大病をした時に、

人間は神仏を信じない人でさえ、神頼みの心境になり

救いを乞う人はいます。

これは当然で自然だと思います。

このような状況の時に江原さんは、自分の病をいやそうという「小我」

『☆小我とは…己の欲望や願いなど自己の望みだけ叶えようとすること。』

小我を満たそうとすると粗い波動が出るため、高次元の守護霊に届かない

というような表現で書かれています。

納得のいくお話だと思って読ませてもらいました。

続けて、その小我という捉われからもがいて抜けきった時には、

自分の波動が高くなり、守護霊と同じ波動に繋がり、

道が開かれていくといいます。

これは奇跡のようなことが起きるのですが、江原さん的には奇跡ではなくて

自分の小我という執着から離れて、大我に生きて自分のオーラと

精神世界のオーラがつながったということになります。


これを悟りというのではないかと思います。

仏教においても煩悩や執着を捨てる、断ち切ることを

修行の本質とする部分があります。

江原さんの思うに、本当に執着の捨てきれた人間として

挙げられるのはマザーテレサなど限られた人しかいないと

言っています。

しかし、だからこそ魂の磨き甲斐、生きがいがあるではないでしょうか。

自分が苦しいという境涯から抜けたいと思っていたり、

自分の希望や思いを実現したいと思っていればこそ

執着から離れることが、生きたい自分への近道と思います。


単純に考えれば、自分以外の誰かを喜ばせようとか、笑わせようとか

しているときには、おそらく自分の小我は小さくなっていると思います。

間違いないです。

そういう境涯に入っていけば執着からは離れていくし、

本当の慶びになると思います。

もし、守護霊と通じ合うことが本当にあるのなら、まるで奇跡のような

ことが起こるのはないでしょうか。

その先を信じるより、まずは執着を捨てる努力をしたいと思います。



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