シリーズ物で第1巻の発刊は既に10年前です。
カンブリア宮殿とも重ねられる、
働く人やお客様を大事にする会社を、
取り扱うこの本は色あせることがありません。
2020年は東京オリンピックの終了後に、
消費が低迷し、経済が失速するとも言われています。
しかし、それにも関わらず地方の小都市でも、
発展を続け、お客様から愛される商売ビジネスが存在します。
そこには、どんな秘密や努力があるのか、
日本でいちばん大切にしたい会社1巻の
静岡県富士市・杉山フルーツについて見ていきます。
フルーツ店を極め、お客様から愛される大切にしたい会社
杉山フルーツは、今地方によくあるシャッター買いである商店街に
あるそうです。
それでも、ブレークするまでには、商店街内に集客装置となる
大型店が2店あり、その集客効果でお店の売り上げに
繋がっていたそうです。
後に大型店が閉店し、集客装置がなくなったことで苦境にたたされますが、
個人フルーツ店の杉山フルーツの後継者として、
婿入りした杉山勇さんが、持ち前の経営を担いという思いから
様々な改革を打ち出します。
それは、フルーツを贈答品として、とにかく品と味にこだわった商品にこだわり
お客様にとり、贈答品として喜ばれる品定めをしたことです。
ネット社会到来前から、ネットでの商品紹介も展開し、
地道にお店の良さを、打ち出し、贈答品に特化していきます。
リアル店舗でもネットでも杉山さんと杉山フルーツの思いは浸透し
他のフルーツ店の倍以上の利益を上げていきます。
中でも素晴らしいと思ったのが、杉山さんが農家に指南したのが、
農協の基準に合わせた商品が素晴らしいのではなく、
お客様に喜ばれるという基準が大切だということを、
いちごの赤身を通して呼びかけたことです。
農家さんは、当たり前ですが農協さんを通せば、その出荷基準に
合わせて生産することに傾注します。
しかし、それは本当にそのフルーツが食べごろとは言えません。
農協の基準に合わせる=良い商品という錯覚を、
杉山さんが気づかせてくれました。
杉山フルーツでは、贈答品を扱うことから、
贈答品とは、それぞれの思いが込められた商品であることから、
お客さまの思いをしっかり汲んで、商品の梱包や品選び、ラッピングにも
力を入れています。
これが杉山フルーツの、人気の秘密です。
杉山フルーツサイト
http://sugikiyo.com/
フルーツアーティスト杉山清のゼリー
杉山フルーツでは、自社ブランド育成のため、自社製品の生産にも
とりかかります。
それが、杉山清のゼリーです!
今までのやり方だけでは、生き残りが出来ないと考え、
フルーツを使用した独自のゼリー販売し、
これは飛ぶように売れ人気商品となっています。
それも、杉山フルーツの商品だからというブランド力と、
常に美味しさを提供してきたからできたことと思います。
杉山清のゼリー画像
富士市吉原— yuka (@yuka75180225) May 29, 2019
杉山フルーツ
TEL:0545-52-1458
TV、雑誌でお馴染み!果物屋さんが作るフルーツアーティスト杉山清の生フルーツゼリー!
今や、TV・雑誌に取り上げられ、連日完売の「杉山フルーツ」の生ゼリー。フルーツを知り尽くした果物屋が作る生ゼリーだから、味の引き出し方も熟知している。 pic.twitter.com/gHG2gKxMXy
田舎にいるほど、個人商売・ビジネスには限界があると錯覚しがちですが、
これは盲点だと思います。
田舎だからこそ、人と違ったことを行えば目立ちます。
そして、本当に美味しいとか、役に立つ、便利と思えばお客さんは付いてくるものです。
それに、口コミとネットの発信力があれば、広がりがあります。
常に良いものと工夫、諦めないことで可能性は拓けていくと感じました。
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