読書日記 今こそ読書をしよう!: 12月 2019

2019年12月6日金曜日

『ブッダを読む人』は、なぜ繁盛してしまうのか。 清水克衛

清水克衛さんは、書店の経営者であり、
しかも自分がお勧めしたい本ばかりを並べている
『読書のすすめ』http://dokusume.com/modules/store/
を江戸川区篠崎で経営しています。

この本は、ブッダを読む人=お釈迦様の知恵の教えを実践に活かすという
スタンスで書かれています。

人におすすめするだけに、たくさんの本を読んでいる清水さんですが、
この本では項目ごとにブッタに関する本を紹介しています。

仏教よりも馴染みやすいブッダ


最近は、曹洞宗の僧侶の枡野俊明さんの本など、現役のお坊さんの
本も書店には多く並んでいて売れているようです。

それは、なぜかといえば、悩み多き現代に悩みに対する仏教的な対応法
書かれているからだともいます。

そういう意味では、仏教はさらなる成熟期に入ったのではないかとも考えられます。



この清水さんのブッタを読む人ですが、これは仏教というより、
仏教の開祖・ブッダの教えを精神論として実践的に書かれているところが
面白いと思いました。


お坊さんが修する仏教とブッダでは馴染みやすさが違うと思います。
一般人でも、ブッダの思想を実践することは知恵を得ることになります。


ここで大事な話

ブッダの教えの実践は物事を素直に受け止めることになります。
ようは屁理屈は遠い世界でもあります。
素直に受け入れ、素直に実践することです。
これは、人間は大人になるほどできなくなることではないでしょうか!?

雑念や欲望に駆られると、純粋な実行や判断はできなくなります。
素直であることは可能性に満ち溢れていると言えます。
上手くいかない自分や事実をマイナスな気持ちを持たずにしっかりうけとめる
ことこそ大事だと思います。